5月の黒点相対数は58.8

WDC-SILSOより、2015年5月の黒点相対数が発表されました。月平均値は 58.8 でした。4月が54.4だったので、大きな変化はありません。黒点数は、昨年の後半から少しずつ少なくなっている所です。

今回は、1970年から2015年までの45年間のグラフを紹介しましょう。

150602_sunspot_2

すると、およそ11年周期といわれる、太陽の活動周期がいくつか見えてきます。それぞれの山の上に、第21期、第22期と番号を付けました。

この図の中では、第21期、第22期の山の高さが目立ちます。第22期には、月平均値が200を超えた月もありました(1990年8月の200.3です)。それと比べると、現在の第24期は、100を超えたのが一度あるだけで(2014年2月の102.3です)、全体的に太陽の活動が低調だったことがよく分かります。

これから2020年くらいにかけてどんどん下がっていくと思いますが、ちょっと寂しくもありますね。

5月6日のX2.7大規模フレア

日本時間5月6日7時(世界時5日22時)に、太陽の東の端(左側の端)で、X2.7のXクラス大規模フレアが起きました。

Xクラスに達するフレアは、日本時間3月12日のX2.1以来で、今年に入って2回目の発生です。

SDO衛星AIA131カメラによるフレアの様子を紹介します。

20150505_221158_X2.7_1

こちらは拡大写真です。太陽のちょうど端で起きました。

20150505_221158_X2.7_2

フレアを起こしたのは、この12339黒点群です。規模も大きく、とても目立つ黒点でした。

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しかし、この後はCクラスのフレアばかり起きていて、次第に活動は弱まっています。

4月の黒点相対数は 54.4

WDC-SILSOより、2015年4月の黒点相対数の平均値が、54.4 と発表されました。3月の38.4からは少し増えましたが、全体としては、太陽活動は極大を過ぎて、低下が続いています。150504_sunspotこの図は、1994年以降の黒点相対数の月平均値の変化です。データは、WDC-SILSOによるものです。

ひとつ前の太陽活動の高まりと比べると、現在の変化が分かりやすくなります。前回は、2002年から2006年にかけて、グラフが大きく下がっています。今の下がり方と同じくらいです。

まだまだ数年かけて、太陽の活動はゆっくりと弱まっていくでしょう。

太陽黒点数と太陽活動

上泉義朗より

スペースウェザー協会より、ブログを正式にスタートします。

今回は、宇宙天気(スペースウェザー)の基となる太陽活動、その基本的な現象である黒点数の推移について考えてみました。約11年周期で黒点数は増減を繰り返しています。1755年から観測されているこの太陽活動周期は今、2008年から始まった第24期です。2013年か2014年が黒点が最も多くなる極大期であったといわれています。今年に入ってからは少し黒点数が少なくなっているように思えます。過去12ヶ月の月平均黒点数(下表)からも確実に少なくなっていることが分かります。これからは太陽活動が小さくなり、地球温暖化も吹っ飛んでしまうのではとの話しもあります。

年月(UT) 黒点数
2014年4月 84.7
2014年5月 75.2
2014年6月 71
2014年7月 72.4
2014年8月 74.6
2014年9月 87.6
2014年10月 60.6
2014年11月 70.2
2014年12月 76.7
2015年1月 67
2015年2月 44.8
2015年3月 38.4

この黒点数と太陽活動(フレア発生や磁気嵐、オーロラ発生等)の関係について、よくわからないことも多くふしぎに思います。もっと学習が必要だと思う次第です。

例えば、今年3月17日ごろ磁気嵐が発生しました。3月に入ってからその日までMクラスフレアが12回、Xフレアが1回発生していますので納得のいく現象です。しかし黒点数は3月1日から17日までの平均値が47.4と少なかったです。この点を見ると黒点数と太陽活動はどのような関係があるのだろうかと疑問になってきます。

参考までに本日の太陽黒点画像です。

今日の太陽黒点20150420

3ヶ月ぶりのXフレア

そして、12日に入ったところで、X2.1の大規模フレアが発生しました。Xクラスのフレアは、昨年の12月に発生して以来、およそ3ヶ月ぶりのことです。

20150311_164222_X2.1(SDO衛星 AIA131)

今日の写真も華々しく輝いています。

そして、このフレアを起こした2297黒点群の現在の姿です。

20150312_054040_2297(SDO衛星 可視光)

昨日の姿と比べると、黒点の数が増えて、黒点群の大きさも広がっている様です。まだ大きなフレアが続くのかもしれません。

太陽が元気です

2297黒点群が活動的になっています。

20150311_025840_2297(SDO衛星 可視光)

6日にM1.2と最初のMクラスフレアを起こして、以降、M3.0、M1.5、M9.2、M4.5、M5.8、M5.1、M2.9と、Mクラスフレアを8回も起こしています。

次の写真は、10日朝に起きたM5.8の様子です。

20150309_234148_M5.8(SDO衛星 AIA131)

2297黒点群は、太陽の中心に近づいています。今後のフレアでは、地球に向かって激しい太陽風を吹き飛ばすかもしれません。

来週にかけて、注目して下さい。

 

今日の地球

太陽観測衛星のSTEREO衛星が、地球からどんどん離れて、いよいよ太陽の向こう側にたどり着こうとしています。

太陽の反対側にいるので、向こう側から太陽を観測すると、カメラに視野に地球が入ってきます。現在(2月16日)の最新の写真を紹介します。

20150214_161600_d7c2A

中心の白い丸は太陽の位置を表します。コロナのガスが周囲に放射状に広がっています。

写真の左側に白い点が光っていますが、これが3億kmの彼方の地球です。

今日の地球は晴れていますか・・・?

(太陽の右上に見える白い点は、更に向こうの木星です)

宇宙天気(スペースウェザー)、太陽を知ろう!!