6月23日未明に、太陽風の乱れがやって来て、磁気圏が激しく乱れています。
オーロラの強まりを示すAE指数のグラフは、図の範囲を飛び出すほどに大きく変化しています。
また、磁気嵐の発達を示すDst指数の値は、-144nTまで下がっていて(下がるほど、磁気嵐が発達しています)、大きい規模の磁気嵐が起きている最中です。
グラフの様子から、Dst指数はまだ下がりそうです。
この乱れをもたらしたのは、太陽で発生したM2.0とM2.6の2つの中規模フレアです。(写真はSDO衛星)
ひとつめのM2.0
続く様に起きたM2.6
このフレアに伴って、CMEが太陽から噴き出しました。(写真はSOHO衛星)
太陽の中央で発生したので、CMEの白いガスは、太陽を丸く囲む様に広がっています。
こうして太陽を飛び出した太陽風の乱れが、1日半ほどかけて地球にやって来たのです。