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磁気嵐発生

6月23日未明に、太陽風の乱れがやって来て、磁気圏が激しく乱れています。

オーロラの強まりを示すAE指数のグラフは、図の範囲を飛び出すほどに大きく変化しています。

20150623_ae

また、磁気嵐の発達を示すDst指数の値は、-144nTまで下がっていて(下がるほど、磁気嵐が発達しています)、大きい規模の磁気嵐が起きている最中です。

20150623_dst1506

グラフの様子から、Dst指数はまだ下がりそうです。

この乱れをもたらしたのは、太陽で発生したM2.0とM2.6の2つの中規模フレアです。(写真はSDO衛星)

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ひとつめのM2.0

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続く様に起きたM2.6

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このフレアに伴って、CMEが太陽から噴き出しました。(写真はSOHO衛星)

20150623_c3

太陽の中央で発生したので、CMEの白いガスは、太陽を丸く囲む様に広がっています。

こうして太陽を飛び出した太陽風の乱れが、1日半ほどかけて地球にやって来たのです。

5月の黒点相対数は58.8

WDC-SILSOより、2015年5月の黒点相対数が発表されました。月平均値は 58.8 でした。4月が54.4だったので、大きな変化はありません。黒点数は、昨年の後半から少しずつ少なくなっている所です。

今回は、1970年から2015年までの45年間のグラフを紹介しましょう。

150602_sunspot_2

すると、およそ11年周期といわれる、太陽の活動周期がいくつか見えてきます。それぞれの山の上に、第21期、第22期と番号を付けました。

この図の中では、第21期、第22期の山の高さが目立ちます。第22期には、月平均値が200を超えた月もありました(1990年8月の200.3です)。それと比べると、現在の第24期は、100を超えたのが一度あるだけで(2014年2月の102.3です)、全体的に太陽の活動が低調だったことがよく分かります。

これから2020年くらいにかけてどんどん下がっていくと思いますが、ちょっと寂しくもありますね。

5月6日のX2.7大規模フレア

日本時間5月6日7時(世界時5日22時)に、太陽の東の端(左側の端)で、X2.7のXクラス大規模フレアが起きました。

Xクラスに達するフレアは、日本時間3月12日のX2.1以来で、今年に入って2回目の発生です。

SDO衛星AIA131カメラによるフレアの様子を紹介します。

20150505_221158_X2.7_1

こちらは拡大写真です。太陽のちょうど端で起きました。

20150505_221158_X2.7_2

フレアを起こしたのは、この12339黒点群です。規模も大きく、とても目立つ黒点でした。

20150505_221040_X2.7_3

しかし、この後はCクラスのフレアばかり起きていて、次第に活動は弱まっています。

4月の黒点相対数は 54.4

WDC-SILSOより、2015年4月の黒点相対数の平均値が、54.4 と発表されました。3月の38.4からは少し増えましたが、全体としては、太陽活動は極大を過ぎて、低下が続いています。150504_sunspotこの図は、1994年以降の黒点相対数の月平均値の変化です。データは、WDC-SILSOによるものです。

ひとつ前の太陽活動の高まりと比べると、現在の変化が分かりやすくなります。前回は、2002年から2006年にかけて、グラフが大きく下がっています。今の下がり方と同じくらいです。

まだまだ数年かけて、太陽の活動はゆっくりと弱まっていくでしょう。

3ヶ月ぶりのXフレア

そして、12日に入ったところで、X2.1の大規模フレアが発生しました。Xクラスのフレアは、昨年の12月に発生して以来、およそ3ヶ月ぶりのことです。

20150311_164222_X2.1(SDO衛星 AIA131)

今日の写真も華々しく輝いています。

そして、このフレアを起こした2297黒点群の現在の姿です。

20150312_054040_2297(SDO衛星 可視光)

昨日の姿と比べると、黒点の数が増えて、黒点群の大きさも広がっている様です。まだ大きなフレアが続くのかもしれません。

太陽が元気です

2297黒点群が活動的になっています。

20150311_025840_2297(SDO衛星 可視光)

6日にM1.2と最初のMクラスフレアを起こして、以降、M3.0、M1.5、M9.2、M4.5、M5.8、M5.1、M2.9と、Mクラスフレアを8回も起こしています。

次の写真は、10日朝に起きたM5.8の様子です。

20150309_234148_M5.8(SDO衛星 AIA131)

2297黒点群は、太陽の中心に近づいています。今後のフレアでは、地球に向かって激しい太陽風を吹き飛ばすかもしれません。

来週にかけて、注目して下さい。

 

今日の地球

太陽観測衛星のSTEREO衛星が、地球からどんどん離れて、いよいよ太陽の向こう側にたどり着こうとしています。

太陽の反対側にいるので、向こう側から太陽を観測すると、カメラに視野に地球が入ってきます。現在(2月16日)の最新の写真を紹介します。

20150214_161600_d7c2A

中心の白い丸は太陽の位置を表します。コロナのガスが周囲に放射状に広がっています。

写真の左側に白い点が光っていますが、これが3億kmの彼方の地球です。

今日の地球は晴れていますか・・・?

(太陽の右上に見える白い点は、更に向こうの木星です)