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第五福竜丸

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先日東京都内夢の島にある「第五福竜丸展示館」を見学しました。(近辺のウォーキングの一環として)

第五福龍丸は1954年3月のアメリカの核実験の犠牲となった、当時の遠洋マグロ延縄漁船です。被害を受けたのは、第五福龍丸だけではなく、日本各地から多くの船が出漁し被害を受けました。1954年末までに856隻が放射能に汚染されたマグロを水揚げし、多くの乗組員が被ばくしています。

第五福龍丸はその後水産大の練習船「はやぶさ丸」となり、1967 年に廃船処分となりました。解体業者に払い下げられ、船体はゴミの処分場であった「夢の島」の埋立地に放置されました。これを知った市民の間から保存の動きがおこり、「沈めてよいか第五福竜丸」の投書(朝日新聞 1968 年 3 月 10 日)や原水爆禁止運動など全国で取り組みが進められ、1976 年 6 月に東京都立第五福竜丸展示館が開館し、船は展示・公開されました。

改めて核の恐ろしさを実感しました。核、放射線、原子力は人間には取り扱うことができないものだと思います。原子力発電所立地場所の皆さまはそこで生活が成り立っているため、”原発反対”とは言わないと思います。それは理解できますが、福島の事故後の状況をよく見れば、地元の人々のためにこそ、できるだけ早い時期に原子力発電所は全廃に向けて動き出すことが必要だと思います。核兵器をゼロにすることはもちろん即実行です。

上泉義朗

太陽黒点数変動

ご存知の通り、約11年周期で黒点数は変動しています。現在は第24太陽周期の極大期を過ぎ、極小期へと向かっている時です。NICT Webサイトから過去1年間及び今後1年間の黒点数推移をみると下表のようになっています。

確かに黒点数は少ない。今後さらに少なくなり太陽活動が小さくなり、太陽放射エネルギーが小さくなり、地球温暖化は吹っ飛んでしまうのか。と簡単に言うことはできないでしょうが、今後の太陽黒点数の推移と太陽活動、地球への影響は興味深いことです。                     上泉義朗

http://swc.nict.go.jp/sunspot/ より参照
最近12ヶ月の観測値(月平均値)及び今後12か月の予測値 
年月(UT) 黒点数 F10.7
2015年3月 32.7 126
2015年4月 45.2 129.2
2015年5月 53.3 120.1
2015年6月 39.9 123.2
2015年7月 39.5 107
2015年8月 38.6 106.2
2015年9月 47.2 102.1
2015年10月 37 104.1
2015年11月 37.9 109.6
2015年12月 34.6 112.8
2016年1月 34 103.5
2016年2月 34.3 103.5
2016年3月 40.9 91.6
2016年4月 50 101.6
2016年5月 47 100.4
2016年6月 44 98.7
2016年7月 41 97.1
2016年8月 38 95.8
2016年9月 36 94.5
2016年10月 33 92.9
2016年11月 32 91.5
2016年12月 31 90.2
2017年1月 29 88.8
2017年2月 28 87.5
2017年3月 27 86.3
最近12か月の観測値データ: データ日 20160327 (UT) ©SIDC
今後12か月黒点数予測値: データ日 20160404 (UT) ©SIDC
今後12か月F10.7予測値: データ日 20160327 (UT) ©NOAA/SWPC
・太陽黒点相対数SSNは、SSN=k*(10*g+f)で計算されます。 ここで、gは黒点の集まり(黒点群)の数、 fは黒点の総数、kは観測者や望遠鏡の違い の影響を補正するための係数です。
・以下の表では、データ取得の問題で、太陽黒点相対数の日値は 米国NOAA/SWPCのデータ、月平均値は国際的に標準的な値として 使われているSIDC(ブリュッセル)の値を使っています。
・F10.7というのは、波長が10.7センチメートル(周波数が2.8GHz)の 太陽電波の強度で、太陽黒点相対数と同様に太陽活動を表す値として よく使われています。太陽黒点ています。太陽黒点相対数とF10.7の値の間には、
正のよい相関があります。

 

スペースウェザー協会の連携活動

スペースウェザー協会として下記連携の活動をしておりますのでご紹介いたします。

1.NICT(情報通信研究機構)宇宙環境インフォマティクス研究室が進めている「宇宙天気ユーザー協議会」

宇宙天気情報を必要としているユーザーが集まってその必要性、求める情報の内容等を話し合う場としての協議会です。当協会は教育上の必要性の観点からご招待を受け、参加させていただきました。先日(2月12日)に第1回目の会合が開催され、参加者としては航空関連(JAL、中日本航空)、宇宙開発関連企業(NEC、三菱電機)、公的機関(気象庁、JAXA)等でした。

現在NICTが中心になって、多くの大学と共に大きな研究プロジェクトが進められています。「太陽地球圏環境予測」というテーマで、太陽活動を常時観測し、宇宙天気予報をさらに発展させ、激甚宇宙天気災害のシミュレーションをし災害対策を考えるというものです。

太陽は通常当たり前のように明るく輝き、地球に生きる生物に大きな恩恵を与えてくれていますが、太陽フレア(大爆発)による太陽風(嵐)や磁気嵐により甚大な被害や気象変化が起こる可能性は常にあります。国としてのリスク管理の一環としても今後宇宙天気予報は重要視されると思います。宇宙天気outline_01

2.JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙教育シンポジウム

JAXA宇宙教育センター(現在宇宙教育推進室)が進めている宇宙教育に関して、全国で宇宙教育活動を実践している機関や団体が集まってその活動の報告や意見交換をする場として「宇宙教育シンポジウム」が3月27日、28日の2日間開催されました。当協会としても過去の活動を発表する機会をいただきました。グループディスカッションでは他の組織で活動している方々との意見交換もでき有意義なものでした。今後の当協会の宇宙教育に生かしていきたいと思います。

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上泉義朗

太陽黒点数と太陽活動

上泉義朗より

スペースウェザー協会より、ブログを正式にスタートします。

今回は、宇宙天気(スペースウェザー)の基となる太陽活動、その基本的な現象である黒点数の推移について考えてみました。約11年周期で黒点数は増減を繰り返しています。1755年から観測されているこの太陽活動周期は今、2008年から始まった第24期です。2013年か2014年が黒点が最も多くなる極大期であったといわれています。今年に入ってからは少し黒点数が少なくなっているように思えます。過去12ヶ月の月平均黒点数(下表)からも確実に少なくなっていることが分かります。これからは太陽活動が小さくなり、地球温暖化も吹っ飛んでしまうのではとの話しもあります。

年月(UT) 黒点数
2014年4月 84.7
2014年5月 75.2
2014年6月 71
2014年7月 72.4
2014年8月 74.6
2014年9月 87.6
2014年10月 60.6
2014年11月 70.2
2014年12月 76.7
2015年1月 67
2015年2月 44.8
2015年3月 38.4

この黒点数と太陽活動(フレア発生や磁気嵐、オーロラ発生等)の関係について、よくわからないことも多くふしぎに思います。もっと学習が必要だと思う次第です。

例えば、今年3月17日ごろ磁気嵐が発生しました。3月に入ってからその日までMクラスフレアが12回、Xフレアが1回発生していますので納得のいく現象です。しかし黒点数は3月1日から17日までの平均値が47.4と少なかったです。この点を見ると黒点数と太陽活動はどのような関係があるのだろうかと疑問になってきます。

参考までに本日の太陽黒点画像です。

今日の太陽黒点20150420